2021年09月09日 18:05更新
県内で10代以下の新型コロナ感染が増えています。上越市では、お盆から9日までに22人の感染者が確認されています。全国的に小中学校や保育園などでの感染対策が課題となる中、上越市ではどう対応するのか、早川義裕教育長に話を聞きました。
県は、お盆8月13日から9月9日までに、上越市の10代11人、10歳未満11人、あわせて22人の感染が確認されたと発表しています。このうち、市立国府小学校や直江津中学校、城北中学校では児童・生徒の感染が確認されたため、臨時休校や夏休み中の部活動が停止される措置がとられました。
また市立はまっこ保育園では、職員の感染により、園児や職員など関係する189人がPCR検査を受ける事態となりました。また県内では8日までに、新発田保健所管内の児童クラブ関連で24人、長岡市の高校部活動で36人と、集団的な感染が発表されています。
学校で2学期が始まり、10代以下の感染の広がりが心配されているなか、上越市の早川義裕教育長は「市教委では基本的方針を出していて、各学校が判断に困ったら個々に相談を受けている。学校任せには決してしていない。場合によっては、国のガイドラインのレベルより高めるとか弱めるとか、状況に応じて判断していきたいと思っているが、いま上越市は厳しい状況と正直実感している。感染対策を強めるには学校ではもうギリギリで限界な部分もある。例えば学校に来られない状態で学習保証をどうするか。市ではタブレットも整備しているが、持ち帰りも早急に検討し、試行的に始めているところ」と話しています。
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