2021年09月04日 09:06更新
上越市板倉区にあるファームあぜがみで、旬をむかえたイチジクの出荷が始まっています。
ファームあぜがみは、30アールの畑でイチジクおよそ450本を栽培しています。市内にあるイチジク農家としては最大規模です。
今年1月の大雪では農園全体が雪に埋まり、木が雪の重みで沈み、枝が裂けるなどの被害がありました。畔上克己さんは「12月の降り初めが早く、冬囲いが間に合わなかった。雪が消えて春に見たときは、今年はどうなるかと諦め半分だった」と振り返ります。
イチジクは、毎年収穫後に剪定し、春になると新しい芽が出ます。雪解け後、畔上さんは折れた枝をヒモで縛ったり、木の一部を土に埋めて新しい根が出るよう手入れしてきました。その結果、収穫量は例年の9割ほどの見込みとなり、影響を最小限にとどめることができたということです。
ファームあぜがみでは2種類のイチジクを育てていて、現在「枡井ドーフィーン」が旬を迎えています。国内で栽培されているイチジクのおよそ70%がこの品種で、甘くて病気に強いのが特徴です。1本の木から採れるのは300個ほど。この時期は、1日100キロ近く収穫しています。
畔上さんは「8月のお盆頃に雨が続き収穫が遅くなったが、今はたくさん採れている。糖度は15度以上あり、よく熟してるものは20度以上ある。木で熟したのが最高、美味しくて新鮮なものを皆さんに食べてもらいたい」と話しています。
収穫は11月中旬まで続きます。ファームあぜがみのイチジクは、上越市のあるるん畑や妙高市の道の駅あらい、直売センターとまとなどで買うことができます。価格は1パック400グラムで450円です。
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