2021年08月27日 18:22更新
東京パラリンピック競泳視覚障害のクラスで、上越市出身の石浦智美さんが27日、女子50メートル自由形に出場し、母校の上越市立北諏訪小学校で応援する会が開かれました。
応援する会では、全校児童70人が、スクリーンに映し出された石浦さんに、日の丸の旗や鳴子を振って、エールを送りました。石浦智美さんは、現在33歳、北諏訪小学校の卒業生です。3歳から水泳を始め、10歳の時から本格的に競技を開始しました。
視覚障害は、先天性の緑内障で左右ともわずかに光を感じる程度です。パラリンピックは、これまで北京、ロンドン、リオデジャネイロを目指しましたが、いずれも日本代表に選ばれず、今回の東京大会で、ようやく初の代表入りを果たしました。
27日、石浦さんが出場したのは50メートル自由形です。予選ではタイム31秒08で全体の5位に入り決勝進出を決めました。その瞬間、児童からは大きな拍手が沸きました。
児童は「かっこよかった」「4度目の挑戦で出場できたのはあきらめず練習していたから。私も石浦選手のようになりたい」「応援でみんなが一つのチームになった感じでうれしかった。金メダル穫れるように頑張ってください」と大先輩の活躍を喜んでいました。
なお、石浦さんの決勝の結果は8位入賞でした。
石浦さんは50m自由形のほかに、混合リレーと100m自由形にも出場することになっています。
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