2021年08月25日 18:03更新
日本ワイン用ブドウの父、川上善兵衛の出身地にある上越市立高士小学校の児童が、25日、自分たちで育てたブドウを収穫しました。さて、お味はどうだったでしょうか?
ブドウを収穫したのは、高士小学校の3・4年生13人です。袋の中から大きく実ったブドウが現れると児童が歓声をあげ、次々に収穫していきました。
高士小学校では全校児童が郷土の偉人である川上善兵衛について学習しています。学校にはブドウ棚があり、3・4年生が善兵衛の生んだ日本独自のワイン用ブドウ、マスカットベーリーAとデラウエアを栽培しています。
児童は、これまでにブドウの育ちをよくする作業や房の袋かけなどに取り組んできました。25日に収穫されたのは、デラウエア約140房です。
ブドウの栽培を指導した地元の飯野憲靜さんによりますと、今年は天候に恵まれ上々の出来だということです。
飯野さんは「ブドウ栽培で一番大事なのは収穫の喜び。知っていると育てる喜びもわいてくる。」と子供たちの笑顔に満足そうでした。
児童からは「すごく実が良くなっていてうれしい。甘酸っぱい味がすると思う」、「雪で枝が折れたがたくさん収穫できて良かった。善兵衛さんはすごい、と尊敬しながら食べたい」といった声が上がっていました。
収穫したブドウは児童が家に持ち帰るほか、26日の給食で全校児童にふるまわれることになっています。
なお、もう一つの品種マスカットベーリーAは9月末か10月初旬に収穫し、地域の人たちに販売することになっています。
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