2021年08月20日 04:00更新
ツキノワグマのエサとなるブナの実が、この秋は凶作または不作と予想されることが、県の調査でわかりました。県では、クマがエサを求めて人里に出没する可能性が高いと予測し、注意を呼びかけています。
県は今年7月1日から8月2日かけて、県内175地点でブナやミズナラなど5種類の木の実のなり具合を調べました。
その結果、山奥に分布するブナとミズナラは県全体は、凶作または不作で、実がまったくならないか、わずかの予想です。また人里に近い地域に分布しているコナラ、クリ、オニグルミは不作か並作と予想されています。
【上越の豊凶予測結果】
ブナ:凶作~不作
ミズナラ:凶作~不作
コナラ:凶作~不作
クリ:不作~並作
オニグルミ:不作~並作
県では、この秋もツキノワグマがエサを求めて人里に出没する危険性が非常に高くなるとして、ホームページなどで地域のクマの目撃情報を確認し近づかないこと、複数で行動しラジオや鈴など音の鳴るものを携帯すること、またクマの活動が活発な早朝や夕方には山に入らないことなどを呼びかけています。
【上越市 クマの目撃情報】
令和3年 36件(※8月18日現在)
令和2年 70件
令和元年 98件
平成30年 88件
平成29年 50件
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