2021年08月13日 14:23更新
上越市はコロナ禍などで経営不振に陥っている佐渡汽船に対し、最大2億4000万円を補助する方針を固め、9月議会に提案します。補助金は、直江津―小木航路の収入減少を補てんするもので今期限りです。
これは、12日に開かれた上越市議会で明らかになりました。市は、補助金を直江津―小木航路を維持するためと位置づけ、佐渡汽船からの要望に応える形で経営を支援する方針です。
補助する額は、直江津―小木航路のコロナ禍前の輸送実績と今期の輸送状況を比べ、その減収分として、最大2億4000万円を見込んでいます。実際には、今期の運行が終了する10月末までの輸送実績に基づいて額を決めます。補助は今年度限りです。
佐渡汽船によりますと、今年1月から7月までの輸送人員は38万人あまりで、コロナ禍まえの令和元年より5割以上減ったということです。
一方、高速カーフェリー「あかね」が売却されたことをうけ、市が船の建造費用として補助した2億5000万円については、減価償却分を除く1億7590万円の返還を求める方針を示しました。
市では経営支援と返還金について、9月の市議会に提案することにしています。
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