2021年08月03日 10:37更新
中山間地の棚田と美味しいコメに魅力を感じて、上越市吉川区の地域おこし協力隊員に着任した宇野拓朗さんが、2日に村山市長をたずね、今後の抱負などを語りました。
宇野拓朗さんは現在28歳。神奈川県茅ケ崎市から、地域おこし協力隊員として吉川区川谷地区に移住しました。棚田の景観が好きで、中山間地の景色を守っていきたいと、吉川区の隊員募集に応募しました。
今年3月に現地をたずねた際、移住者が住民と一緒に稲作に取り組む姿や、棚田が広がる景色に感動したということです。宇野さんは「稲を植えて稲穂がでて、秋には黄金色になる。その景色が楽しみでここに決めた。朝起きると鳥や虫の声が聞こえて、夜になると蛍が光り空には星が見える。これは首都圏では味わえないこと」と、地域の魅力を話します。
今後は主に川谷地区で、コメ作りや棚田の維持管理、耕作放棄田の復旧などに取組む予定です。宇野さんはこれまで稲作の経験はありませんが、おなじ地区に20年以上前に移住した天明伸浩さんの家に今年6月から住み込み、コメ作りを学んでいます。
隊員の任期は3年です。今年度はコメ作りのノウハウを学び、任期最終となる3年目には自分の棚田を持ちたいと考えています。
宇野さんは「ここに永住するとなった3年後以降のことを考えて、仕事場となる田んぼや畑などの基盤作りをこの3年間でやりたい。川谷地区は狭いコミュニティだが、手を取り合って頑張っている地域。すぐに馴染み、力になれるように頑張りたい」と意欲を語りました。
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