2021年07月28日 13:51更新
直江津海岸の砂を使ったサンドアートの展示が、上越市立水族博物館うみがたりで、8月1日から始まります。これは直江津地区全体で開かれる「なおえつうみまちアート」にあわせたもので、現在、生き物をモチーフにした作品づくりが進められています。
サンドアートは、うみがたりのエントランス前で制作されています。手掛けるのはサンドアーティストの保坂俊彦さんです。保坂さんはサンドアートの世界大会で優勝経験があり、現在は、宮城県東松山市を拠点に国内外で活躍しています。
うみがたりでの作品は、直江津海岸の砂およそ10立方メートルを使い、バンドウイルカやマゼランペンギン、コブダイなど、うみがたりでおなじみの生き物を作ります。
制作はおとといから始まり、現在7割ほどができました。高さは2.4メートルになります。
保坂さんは「事前にうみがたりのスタッフと打ち合わせをして、何を作りたいかイメージを話し合った。完成図はないが、メインがイルカとペンギンで、その周りにいろいろな生き物を。アドリブで造っている」と話していました。
保坂さんは、自ら撮影したうみがたりの生き物の写真を見ながら、ペインティングナイフやコテなどで、手早く掘り進めていきます。直江津の砂はきめが細かい反面、乾燥しやすく造形が難しいといいます。
サンドアートはうみまちアートと同じ期間、8月1日から9月26日まで展示されます。その後は取り壊され、直江津海岸に砂を戻すという事です。
保坂さんは「サンドアートは、工房などにこもって造るのではなく人前でオープンに造る。砂集めや土台作りなど、地元の人たちとつながりながら造るのが魅力。サンドアートを見たことがない人も多いと思うが、少し工夫すると彫刻ができたり、遊びの幅が広がることに注目してほしい」と話しています。
作品は30日に完成し、31日に披露される予定です。このほかうみがたりでは、廃材で作った海の生き物の作品も展示する予定です。
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