2021年07月28日 15:24更新
4月中旬に佐渡島内で発生した大規模な霜により、被害を受けた「おけさ柿」の回復に向けて指導会が25日、羽茂地区で開催されました。
指導会には羽茂農業協同組合をはじめ、生産者およそ70人が参加しました。
新潟県佐渡農業普及センター羽茂分室の職員による管理指導では、実際に被害にあったほ場で次年度以降の着果数を増やすための、枝の剪定管理などについて話がありました。
JA羽茂の渡辺昌彦営農課長は「生産者の方には、枝管理などを徹底して行っていただくことが回復を早めるために大切なことである」と話します。
今年4月10日から15日にかけて佐渡島内で発生した霜被害は、佐渡市によると2016年に発生した霜被害と比べ、被害面積は2倍以上になると見られ、過去にない低温被害です。島内では317ヘクタールでおけさ柿が栽培されていますが、そのうち新穂、金井、羽茂などの全体の3割にあたるおよそ90ヘクタールが霜被害を受け被害総額は、1億7000万円ほどと推定されています。
なお佐渡農業協同組合でも、今後の管理などについて同様の指導会を実施しているということです。
佐渡テレビジョン
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