2021年07月23日 19:08更新
夏休み中の子どもたちに恐竜や化石に親しんでもらおうと、上越科学館で「一日恐竜博士」のイベントが開かれ、参加者が化石採取に挑戦しました。
一日恐竜博士体験は古代生物についての知識を深めてもらおうと上越科学館が毎年夏休みに開いていて、市内から5組の親子が参加しました。化石の発掘体験は今回初めての企画です。
使われたのは群馬県神流町でおよそ1億3000万年前の白亜紀の地層から産出された貝の化石です。すでに貝の形がわかる状態になっていて、タガネとハンマーを使って余分な石の部分を削っていきます。
小学5年生の児童は「斜めになっている部分にタガネを当てると滑りやすくて難しかった。本物を持ってみて重たく感じた。」と話していました。
化石の部分を割らないように少しずつ削るため作業は時間がかかります。永井館長によりますと貝全体をきれいに取り出すには1日中作業しても1か月以上かかるということです。 小学1年生の児童は「2学期がはじまるまでには出したい」と話していました。
上越科学館の永井克行館長は「コロナ禍でバーチャル科学館などが主流になってきたが科学館はやっぱり実際に物を見れることが強み。これを機会にぜひ本物を知ってもらいたい。今回参加してくれた5組には今後、科学関係の道に進むきっかけになってくれたらと思う。」と話していました。
あわせて上越科学館では夏休みの期間中、目の錯覚を利用しただまし絵、トリックアート展を開いています。
会場には11枚の絵が展示され、親子連れなどが写真を撮りながら楽しむ姿が見られました。
トリックアート展は8月29日まで上越科学館で開かれています。
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