2021年07月19日 16:08更新
夏のレジャーシーズンに備え、海で溺れた人を救助する訓練が19日、直江津海水浴場でおこなわれました。
訓練には上越消防署の署員や水難救助隊の隊員など24人が参加。海水浴中の男性2人が溺れた想定で行われました。
最初の訓練は、沖合80メートルで男性が溺れている想定です。隊員は、ロープの付いた浮き輪を銃で発射します。男性が浮き輪をつかむと、ロープをたぐりよせて、救助しました。
また、溺れた男性が水深10メートルに沈んだ想定では、水難救助隊員が潜水して男性を発見し、ボートに引き上げました。男性は意識が無いとして、直ちに隊員が心肺蘇生を施します。
特別救助隊の中村俊広隊長は「 各隊の連携が重要。水難救助はスピードが一番求められる。海開きも始まっているので、事故なく楽しんでほしい」と話しました。
上越消防署管内では今年6月、西ケ窪浜の沖合で釣りをしていたゴムボートの浸水事故が1件起きています。消防などが出動しましたが、ボートに乗っていた男性2人は自力で海岸に辿り着き、けがはありませんでした。
上越消防署の横田里美署長は「今日の実践的な訓練を生かして有事の際、万事を期したい。海水浴するときは子供から目を離さない、遊泳禁止の場所で泳がないなど、注意事項を守り、レジャーを楽しんでいただきたい」と話しました。
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