2021年07月08日 18:13更新
上越市は今月24日から始める予定だった23歳から64歳の新型コロナウイルスワクチンの集団接種を1か月ほど延ばし、来月21日をめどに変更すると8日に発表しました。これは、ファイザー社製ワクチンの供給が制限されているためです。個別接種など、予約の入っている分については予定通り実施します。こうした状況の中、大規模接種センターでは、職域接種だけでなく18歳以上の市民も接種できることになり、8日から予約の受け付けを始めました。
村山市長は記者会見で「ワクチン供給停止ということは無い。ファイザーの数が足らず延期でご迷惑をおかけするが安心してほしい。混乱なく進めたい。今朝の一部の報道(市へのワクチン供給停止)で、市民からも問い合わせがあった。市民一人ひとりが正しい情報で、正しい判断ができるよう協力を賜りたい」と話しました。
上越市によりますと接種の予定が変更されるのは、23歳から64歳の集団接種です。今月24日から始める予定だったものを1か月ほど延ばし、来月21日を目途とします。
村山市長
「(ワクチン)希望数よりも少ないものの、一定量は供給されてきている状況。決して入ってこないとか、止められているという状況ではない。市では確実に入ってくる量を見極め、スケージュール調整をして接種を進めている。誤解のないよう理解をお願いしたい」
なお、12歳から22歳までのワクチン接種については従来通りで変更はありません。
国から市に供給されるファイザー社製ワクチンは今月と来月あわせて、4万9000回分あまりです。これを65歳以上の集団接種、介護施設での集団接種、医療機関での個別接種、そして16歳から22歳までの集団接種のあわせて、3万9400回分に割り当てます。
市によりますと、7月に2回あるファイザー製ワクチンの供給は、市が希望した数の5分の1に留まったということです。8月も人口規模で割り当てられる最低量の供給を見込んでいます。
また、個別接種については、おととい6日までに来月10日までの予約をいれた分は予定通り実施されます。ただし、きのう7日からは来月10日までの予約を受け付けていません。8月11日以降の予約は入れることができます。
このほか、大規模接種センターでは、これまでの企業などを対象にした接種を、満18歳以上の市民向けにも拡大します。
ワクチンはモデルナ社製です。8日から予約システムでの受付けがはじまっています。アクセスしたら都合の良い日を選ぶことができます。市ではファイザー社製の供給が制限されていることから、早めの接種を希望する人は大規模接種センターでの接種を勧めています。
村山市長は「個別接種と同様にシステム予約が可能です。本日午後5時から予約を開始。ワクチンはモデルナ製。早期接種を希望される方はこちらで申し込みを」と呼びかけました。
なお今回の変更で、市民のワクチン接種が完了するのは当初の9月末から10月末になる見込みです。
なお、上越教育大学では、学生と雇用者を対象にした接種をあす9日から始める予定でしたが、これを変更し、今月中に始められるよう調整しているということです。
会場も大学講堂から大規模接種センターに変更になります。
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