2021年07月06日 09:50更新
祭りの心意気、忘れないで!
新型コロナの影響で2年続きで上越まつりが中止となるなか、直江津地区では祇園祭のお囃子の練習が始まりました。子どもたちが地元青年会から笛や太鼓を教わり、その成果を今月29日の発表会で披露します。
お囃子の練習は安国寺と天王町で3日からはじまりました。そのうち、安国寺では、小学5年生から高校3年生まで24人が参加しています。
直江津地区連合青年会の笠原勇気 会長は「祭り本番が無くても子どもたちが楽しみにしている。年配のかたからも音だけでも聞きたいという声があり、祭りの継承についても危ぶまれる声があがったので、今年は練習を呼び掛けた」と話します。
参加したうち、小学5年生と6年生は、はじめて太鼓を叩きました。おととしの祇園祭では神輿を引いたので、バチを持つのも初めてです。この日はタイヤを太鼓に見立てて、リズムをとる練習をしました。
小学6年生
「リズムに乗るのが難しかった。崩さずに弾けるようになりたい」
「思っていたより難しかった。青年会のメンバーのことは小さいころからかっこいいと思う。お父さんみたいに太鼓が叩ける人になりたい」
小学5年生
「たくさん叩いて盛り上げたい」
地元町内会の小林克美会長は「小さいころから聞いているから、耳にリズムが染みついている。少子化で子どもが少なくなっているが、たくさん集まってくれてよかった」と話していました。
お囃子は、このあと6回練習を重ね、今月29日の発表会で披露することになっています。
笠原会長は「こういった場が無くなると近所の子の顔もわからなくなる。祭りの一つの意味として地域コミュニティーの形成があるので、練習をぜひ見に来ていただいて、密を避けて楽しんでもらえたら」と呼び掛けています。
なお、他の町内でも今週5日から練習がはじまるということです。
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