2021年06月27日 13:03更新
上越市名立区のブランドウメ「越の梅」の収穫が始まりました。
今年はこの冬の豪雪でウメの木が折れる被害があり、収穫量に影響が出ています。
名立区では、およそ2ヘクタールの畑で、「越の梅」500本以上が栽培されています。
生産者の一人、名立梅栽培組合の副組合長を務める竹田一義さんの畑では、今月20日から本格的な収穫がはじまり、連日、作業に汗を流しています。
この冬は、2メートルを超える積雪があり、雪の重みで枝が折れる被害が出ています。後処理で、伐採するしかない木もあり、今年の収穫量は例年の半分ほど、5トンになる見込みです。
傷んだ枝は、収穫のあとに剪定します。例年通りの収量に戻るには、芽が出るまで3年以上かかるということです。
竹田さんは「(雪の)被害は想像以上だが、品質は例年より良い。しかし、生育は遅れ気味で、まだ小ぶりのものもある」と今年の梅の出来栄えについて話してくれました。
「越の梅」の特徴は皮が薄く、果肉が多いことです。名立区では、農薬や化学肥料を減らした栽培に取り組んでいて、県の特別栽培農産物の認証を受けています。
竹田さんは「安心安全な部分では名立のウメが一番。収穫後は肥料やせん定をして、県の指導を受けながら(回復に)努めたい」と話しています。
ウメは農産物直売所「あるるん畑」で買うことができます。そのほか、市内の酒造会社などに出荷され、梅酒として販売されます。
「越の梅」の収穫は、今月いっぱい続きます。
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