2021年06月23日 16:58更新
効果ばつぐん!
夏のレジャーシーズンを前に妙高市池の平のいもり池で外来種のスイレンの繁殖を防ごうと、池の底に防草シートが設置されました。
いもり池では外来種のスイレンが10年ほど前から増え続けています。そのため、もともとあった水草、ヒツジグサやヒルムシロなどの生態が圧迫され、現在は確認されていません。
いもり池では、毎年スイレンを刈取っていますが繁殖力が強く、1か月ほどで元に戻ってしまいます。そのため、きのうから行われているのが防草シートの設置です。シートを池の底に沈めることで、スイレンを根から腐らせる効果が期待できます。
作業には地元の観光関係者や環境ボランティアなど20人があたりました。シートは沈めた後、杭を打ち、さらに土嚢を乗せて固定します。
ボランティアとして参加したメンバーは「きれいになって妙高山が湖面に移るのがボランティアとしての目標」と話していました。
防草シートの設置は、去年試験的に池の底600平方メートルに敷いたところ、効果が確認されました。それをもとに、今年は新たに面積を拡大し2200平方メートルに設置しました。
池の平温泉区協議会 太田喜万区長は「シートの下のスイレンは2年から3年で絶えていく。次年度も敷いていけば常時きれいな湖面が出てきて妙高山がきれいに映る。写真に撮って楽しんでもらいたい」と話しています。
シートを敷く範囲は来年さらに広げるということです。スイレンの刈取りは秋の紅葉シーズン前にもおこなわれます。
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