2021年06月10日 18:20更新
火災や災害が発生した際、頼りになる消防団がすみやかに出動できるよう、妙高市は現在の33分団を29分団に再編成し、機動力の確保を検討していることがわかりました。
妙高市の消防団員は、今年4月現在で850人ほどです。平成17年の市町村合併時より250人減り、平均年齢は40歳を超えています。
団員が減り、高齢化が進む中、火災や災害時に団員が集まらず出動できなかったり、人が足りないまま現場に向かうなどのケースが実際に発生しているということです。
こうした中、市では消防団の機動力を確保しようと、新井方面隊の18分団14分団に統合再編する方向で検討しています。これにより、現在の3方面隊33分団が29分団になります。あわせて、統合された地域には「機能別消防団」を配置します。これは限定した時間帯や特定の災害時に活動するもので、消防団を補完サポートします。
また再編に合わせて、ポンプ車などの資機材の再配備も行います。
市ではこの後、再編の対象となる分団と意見交換を重ね、来年4月から新体制をスタートさせたい考えです。
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