2021年05月27日 10:07更新
交通事故や災害で車に閉じ込められた人を助ける訓練が26日、上越市下五貫野の新潟オートリサイクルセンターでおこなわれ、若手の消防署員が現場の状況を踏まえたノウハウを学びました。
訓練は上越消防署の若手署員など14人を対象に、車に閉じ込められた人を助ける想定で行われました。救助ではまず車にけが人がいるのか、またどの座席にいるのか確認が重要なポイントになります。その後、被救助者の場所から離れたところに脱出口を作ります。
消防署員は、手順を確かめながら、専用の道具で車の窓ガラスを割ったり、ドアをこじ開けたりするなど、迅速に行動しました。
そのうち、ドアをこじ開ける「スプレッダー」という道具は、15トン以上の力を掛けることができます。
ボンネットを開ける時には、コンクリートも破砕できる「エンジンカッター」を使います。
上越消防署特別救助隊の中村俊広 隊長は「車の安全性能の向上と同時に、救助技術が高度化している。この訓練を契機に救助技術の向上に努め、傷病者の社会復帰を前提とした
救助活動をしたい」と話していました。
この訓練は27日、28日も行われます。
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