2021年05月19日 17:00更新
山の生業を学ぼうと、上越教育大学附属小学校の児童が、上越市中郷区で木の伐採に挑戦しました。
木の伐採に挑戦したのは5年1組の33人です。児童はこの春から、森とそこで営まれる暮らしについて学んでいます。
19日は、中郷区岡沢地区の民有林を歩きながら、地域の人から植物や林の間伐について話を聞きました。案内したのは、地域の森林を管理する岡田林業と、地元町内会などでつくる「雪郷地域づくり協議会」のメンバーです。
この後、ノコギリを使って木の伐採に挑戦しました。児童は授業でノコギリを使ったことはありますが、自然の木を切るのは初めてです。
児童は「教室と違って新鮮。疲れるけど楽しさが勝つ」「いままで切ったことがある木は作られたものだったが、森にある木を切るのは初めての感覚」などと話し、初めての経験を楽しんでいました。
岡田林業の岡田正司さんは「子どもたちには自然の木の状態を見て、これが材になって世の中にでていることを知ってほしい。大人になったとき『あの時見た木がこうなった』と覚えていてくれれば嬉しい」と話していました。
切った木は一部を持ち帰り、工作などで使うということです。
雪郷地域づくり協議会の岡田豊代表は「課題の多い林業の実態を見て、将来どうすればよいかを考えたいという学校からのオファーがあり、嬉しくて受け入れた。小学校の林業学習の受け入れは初めて。森に入って生き生きと木を切る姿を見て、やってよかったと思った」と話していました。
児童はこの後タケノコ採りも体験し、自然のなかでの活動を満喫していました。
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