2021年05月12日 03:33更新
毎年恒例、稲で文字をあらわす稲文字の田植えに、上越市立清里小学校の児童が取組みました。今年の文字は「結」です。
清里小学校では、10年前から、稲で田んぼに字を書く稲文字に取り組んでいます。例年は全校児童が参加しますが、今年はコロナ対策のため4年生以上となりました。
田んぼは8アール、児童はコシヒカリとこがねもちの苗を使って「結2021」の字を描きました。「結」は、5年生が3文字選んだ中から全校児童の投票で決めました。
田植えの経験がある児童は、慣れた手つきで植えていきます。中には田んぼに足を入れるのをためらう姿も…
11日は、3年前まで別の地区で稲文字に取組んでいた地元の人たちが指導にあたりました。棚田地区の武田公夫さんは「棚田地区では稲文字をやめたが、小学校が続けてくれていて本当に嬉しい。清里は稲作地帯。これを機に、子どもたちが農業や水田に興味を持ってくれれば」と話していました。
児童はこの後、地元の農事組合法人グリーンファーム清里の指導を受けながら、稲の世話をします。
9月に収穫したコメは給食で使うほか、地元の朝市などで販売するということです。6年生は「いろいろな人が美味しいと言ってくれるコメに育ってほしい」「小学校最後の田植えをいい思い出にしたい」などと話していました。
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