2021年05月03日 18:02更新
実験を通して科学について学ぶ「サイエンスショー」が、上越市下門前の上越科学館で、ゴールデンウィーク期間中毎日開かれています。3日は、子ども連れの家族などが、普段より大掛かりなショーに驚き、楽しむ様子が見られました。
この催しは「実験おじさんのかなりアブナイ!サイエンスショー」と題して、ゴールデンウィーク期間中、1日2回30分ほどの日程で開かれています。テーマは液体窒素やドライアイス、音など、6種類あり、毎回違ったテーマで行われます。
3日の午後は「磁石」をテーマに、子ども連れの家族など、約50人が参加して行われました。講師は館長の永井克行さんが務めました。
永井館長ははじめに、金属のスプーンや紙幣、電車の切符など日常生活で使われるものを中心に「磁石につくかつかないか」クイズを出題。参加者は手を挙げて答えていました。永井館長は「紙で作られる紙幣や切符も磁石にくっつく。インクに含まれる鉄がその原因だ」と説明しました。
続いて、砂鉄と磁石を使った実験では、磁石には磁力線と呼ばれる力の向きがあることを説明、N極とS極は引きつけ合うことを証明しました。
3日はこのほか、イットリウムという金属を液体窒素で冷やすことで、磁石と金属が離れたままその場にとどまる、超電導現象のピン止め効果と呼ばれる実験などをしました。
参加した親子は「こんなにすごい実験があっておもしろいと思った。学校でもやってみたい」「初めて来たが、子どもも大人も楽しめてよかった」と話していました。
永井館長は「子どもには、とにかく科学を好きになってほしい。大人には、科学的に物事を見れる目を養ってほしい。日常は科学に溢れている。料理もその一つ。科学を好きになって、不思議だなと思ってもらえれば」と話していました。
サイエンスショーはゴールデンウィーク期間中、午前10時45分からと午後2時30分からの1日2回、1階の特別展示室で毎日開かれています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.