2021年04月22日 09:11更新
花角英世県知事と渡辺竜五佐渡市長らが13日、首相官邸や文部科学省を訪れ、2023年の世界遺産登録を目指す佐渡金銀山の今年度の国内推薦を要望しました。
文部科学省などを訪れたのは、佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議の共同代表である花角知事と渡辺市長のほか、新潟県選出の国会議員など7人です。
一行は2023年の実現を目指す佐渡金銀山の世界遺産登録に向け、強い決意をにじませながら萩生田 光一(はぎうだ こういち)文部科学大臣に国内推薦の要望書を手渡しました。
新潟県や佐渡市は3月31日、文化庁に世界遺産推薦書原案を提出していて、国内推薦候補を選定する国の文化審議会開催が今年夏に見込まれています。
これまで4度、選定から漏れた佐渡金銀山ですが、今年は国内推薦が有望視され期待が高まる中での要望書提出となりました。
花角知事
「今年こそはと、今年度の推薦をいただけるよう強く要望した。皆さんに寄り添って作業を進めるという趣旨の話も頂き、我々の要望や思いは受け止めていただけたと思う」。
渡辺市長
「我々としては国内推薦というものを契機に、もう一段受入体制を含めたステップアップを図っていきたい。大臣からも温かい言葉をいただけたので期待している。これから世界遺産を契機にコロナも克服して、元気な島をみんなで作っていきたい」
去年はコロナ禍の影響で要望活動を自粛していて、今回は要望書と合わせて昨年開催された佐渡金銀山世界遺産登録推進県民会議の決議文も持参し、官邸や文科省を訪れました。
国の文化審議会で佐渡金銀山が国内推薦候補に選定されると、2023年の世界遺産登録に向け機運がいっそう高まることが予想されます。
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