2021年04月18日 19:37更新
65歳以上を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるのを前に、18日、妙高市の新井ふれあい会館で集団接種を想定した模擬訓練が行われました。
妙高市は、65歳以上のワクチン接種を、施設入所者が今月26日から、そのほかの人については来月10日から始める予定です。妙高市の65歳以上の対象者は約1万3000人です。集団接種の会場は3か所、新井ふれあい会館、妙高高原メッセ、妙高ふれあいパークです。
18日は新井ふれあい会館で、看護師や市の職員など65人が、ワクチンの集団接種を希望する地元住民など90人を対象にして、手順などを確認しました。
集団接種の行程は全部で7つ。会場の入り口で検温をしたあと、まず、①受付で接種券や本人確認し、②予診票を記入。
続いて、③ワクチン接種の注意事項などをまとめた2分半程度の動画を見ます。
次に、④医師による診察です。ここでは、基礎疾患や当日の体調などをチェックし、接種を受けても問題がないかどうか判断を受けます。
そのあと、⑤看護師によるワクチン接種です。ここでは、ブースが区切られていて、一人ずつ接種を受けます。
接種が終わると、⑥ワクチンを接種したことを示す、接種済証を発行してもらい、⑦副反応が起きないかどうかなど、30分間健康観察をして終了です。
訓練では、受付や診察が混雑する場面が多く見られたり、ワクチン接種が終わったあと、接種済証をもらわず、先に、健康観察ブースで座ってしまう人がいました。
参加した地元の人は「 リハーサルができてよかった。流れは何となくわかったが、わかりにくいところもあったので、誘導の看板をわかりやすくしてほしい」「人が思ったより多くて混雑した印象があった。ワクチンが受けられれば少し安心できる」と話していました。
また、18日はこのほか、副反応が起きた場合の対応訓練が行われました。
市健康保険課の今井一彦課長は「 県内で妙高市より先に訓練をしている自治体に、職員を派遣しているが、きょうは妙高市で実施できてよかった。人の滞るパートがいくつかあったので、人員を増やしたり、体制を見直したりして本番に臨みたい。妙高市でもきのう、コロナ患者が確認されているので、感染症対策は引き続き徹底してほしい」と話しました。
市は65歳以上を対象にした新型コロナワクチンの接種券をすでに発送済みです。また、ワクチン接種についてのコールセンターを今月26日に開設します。
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