2021年04月18日 13:26更新
任期満了に伴う10月31日投開票の上越市長選挙に立候補を表明している、元市議会議員の中川幹太さんが18日、上越市西本町で事務所開きをおこないました。中川さんはコロナ禍で中小企業の経営が厳しい状況や、今年1月の豪雪にふれ、「万が一が起こることを前提に、対策を打たなければいけない」と訴えました。
事務所開きには後援会や市議会議員など、およそ30人が集まりました。
はじめに後援会長と選挙対策本部長を務める県議会議員の秋山三枝子さんが、「中川さんは志を曲げることなく、市政を担う覚悟。精一杯応援したい」とあいさつしました。
また、立憲民主党新潟6区総支部長の梅谷守さんは、「人口減少や高齢化において、上越市が明るい見通しを示しきれていない。不安や不満を刈り取って希望と安心のある市政に導いてほしい」と話しました。
中川さんは今年1月、豪雪が市民生活に影響したことにふれ「除雪に当たる土木業者が高齢化している。妙高市や糸魚川市など、周辺の市町村と協力して除雪に当たり、豪雪に耐え忍ぶ姿を見せなければ若い人は移住してこない」と話しました。そのうえで「コロナや豪雪など、万が一が起こることを前提に対策を打たなければ。情報公開も素早く、分かりやすくしたい」と話し、それには若さが必要だと訴えました。
また業界団体からは寄付をもらわず、しがらみのない市政を進めるとしています。
中川さんは今後、市内にある7万6000軒の全戸訪問を目指すとしています。すでに去年7月から現在までに2万軒を訪問したということです。
中川幹太さんは兵庫県出身の45歳。広島大学を卒業後、上越市桑取地区などで活動するNPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部」を経て、平成20年から市議会議員を2期務めました。前回の市長選挙に立候補し、現職の村山秀幸市長と一騎打ちの末、わずか1462票の差で敗れました。
上越市長選挙は10月24日告示、10月31日に投票が行われ、即日開票されます。市長選には佐渡市の行政書士、後藤浩昌さんが立候補を表明しています。
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