2021年04月15日 16:25更新
上越市中郷区の住民でつくる「さとまる学校」が14日、中郷小学校の通学路を見て回り、危険か所を点検しました。
通学路を点検したのは中郷小学校の教員やPTA、校区内の町内会、そして「さとまる学校」など、あわせて60人ほどです。
「さとまる学校」は地域の住民が先月立ちあげたばかりの教育支援組織で、これが初仕事になりました。
通学路の点検は毎年春に行ないますが、これまでは人手が限られ、細かい所まで目が届きにくかったということです。
二上昌基教頭は「さとまる学校を通じ、地域の方がこれだけ多く学校の教育活動に入ってくれるのは大変ありがたい」と話していました。
点検には、全校児童も加わり、通学班ごとに子ども目線の声を聞きながら、危険か所をチェックしました。
参加者からは「踏切の道幅が狭く車もスピードを出してくる。一列でゆっくり並んで歩いてほしい」「道幅の狭いガード下は道路状況から仕方がないが、前をよく見て立ち止まって車をよけてほしい」と声が上がっていました。
14日は「子ども110番の家」の場所も確かめました。このほか、用水路に近づかないことや事業所の駐車場で遊ばないなど、実際にその場所に行った上での指導もおこなわれました。
児童は「川に近づかない」「通学路では2列にならないよう気を付ける」「運転する人は安全運転してほしい。」と話していました。
確認した危険箇所は学校で地図にまとめ、児童や保護者に知らせることになっています。
さとまる学校竹内靖彦代表は「危険な場所があることが分かった。私たちの活動を通して若い親世代に認識してもらい学校、地域、行政と連携はかり、このもの見守り、安全につなげたい」とはなしています。
さとまる学校では今後、マイカーを使ったパトロール活動を行うほか、地域の祭りに子どもたちが参画できる取り組みを進めていくことにしています。
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