2021年04月13日 17:57更新
栃木県足利市で発生した大規模な山火事の記憶が新しい中、上越地域消防局は春山シーズンが始まるこの時期、4月末まで山火事・たき火火災防止運動に取り組み、野焼きやたばこの投げ捨てをしないよう呼びかけています。
上越地域消防局では空気の乾燥する毎年この時期に山火事・たき火火災防止運動を実施しています。管内のたき火や野焼きの関係事案は過去5年平均でみると、4月に8件以上と最も多くなっています。2年前と3年前の春には死者が1人ずつ出ています。
ことしは今月12日現在、芝火災などが3件ありました。12日は妙高市の高床山森林公園で、山道の斜面187平方メートルが焼ける火災があり、写真撮影に訪れていた東京都の60代男性が火からリュックを守ろうとして、左手の指先に軽いやけどを負っています。
高床山森林公園の焼け跡
こうした状況を受け、野焼きやたき火は法律で禁止されているとして、上越消防は地域住民や入山者に看板やチラシを通じて呼びかけています。またゴールデンウィークには、妙高サンシャインランドのキャンプエリアで携帯灰皿を配り、たばこの始末徹底などを呼びかけます。
消防局予防課の小林春栄課長は「野焼きは原則禁止にご理解を。BBQなどをする場合はルールを守って消火用具を用意する。強風時、火災の恐れのあるときは実施しないことなどを守ってほしい」と話しています。
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