2021年03月17日 17:51更新
佐渡市で毎年開催されている全国高等学校版画選手権大会、通称「はんが甲子園」。
これは、高校生に新たな創作の場を提供するとともに、佐渡への理解を深めてもらおうと全国高等学校版画選手権大会実行委員会が主催しています。21回目の大会は、新型コロナウイルス感染防止のためリモートで2月22日から3月30日までの期間の開催となりました。現地取材ができないことから各チーム希望すれば指定する場所に大会スタッフがリモート取材を行い、作品制作の題材や色合いの確認を行うことができます。
3月9日は、千葉黎明高等学校が島内5か所のリモート取材を希望し、作品制作の題材を探していました。千葉黎明高等学校の生徒は「現地に行くことはできなかったが、リモート取材を生かして今後の作品づくりに落とし込んできたい」と話していました。
そして15日には、作品制作経過報告会が行われました。大会に出場する全国の14校のうち12の高校のほか、佐渡市教育委員会の渡邉尚人教育長がリモートで参加しました。
報告会では各チームが、それぞれどこまで作品制作が進んでいるかや、途中経過の版画作品を披露しました。また、全部で何版彫るのかなど、作品制作に関する質問があったほか、高校生同士らしい会話もありました。
報告会の後半には、事前に各学校に送られた佐渡朱鷺認証米をおにぎりにして食べる交流会の時間が設けられ、全国の生徒たちは佐渡の食にもふれていました。
大会実行委員会は「本来であれば佐渡に来て作品制作をしてほしかったが、今年は開催できたことがうれしい」と話していました。なお、第21回はんが甲子園本戦大会の作品制作の締め切りは3月22日までです。結果は30日に発表されます。
佐渡テレビジョン
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