2021年03月17日 17:36更新
上越市立水族博物館「うみがたり」で、今週末の20日(土・祝)と21日(日)の2日間、ダイオウイカの冷凍標本が展示されます。
採集直後のダイオウイカ(大きさ比較のため横にスルメイカを配置)
展示されるダイオウイカは全長およそ3メートル20センチ、湿重量はおよそ47キロと、少し小柄な個体です。3月16日に糸魚川市姫川漁港近くを漂っていたところを近隣住民が発見し、うみがたりに連絡がありました。うみがたりでダイオウイカが展示されるのは今回が初めてです。
「ダイオウイカ」は最大で19メートルほどになる巨大なイカで、世界最大級の無脊椎動物として知られる海洋生物です。生態はまだ解明されていないことが多く、謎が多い生物です。
近年発表された論文によりますと、日本海側の大雪と、日本海沿岸に漂着するダイオウイカは、どちらも日本海に流れ込む対馬海流に原因があると報告されています。
うみがたりの広報担当、村上さんは「その論文の規則性でいえば、今年の上越市内は大雪に見舞われたので、今後、ダイオウイカが多く漂着するかもしれません」と話しています。
ダイオウイカの展示は2日間限定で、屋外のタッチングプールに冷凍された状態で展示されます。
ダイオウイカ冷凍標本展示
■期間:3月20日(土・祝)~21日(日)
■場所:1階・タッチングプール前
※状態によって急遽展示を中止することがあります。
■問い合わせ:TEL025-543-2449(上越市立水族博物館うみがたり)
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