2021年03月02日 14:33更新
上越市立水族博物館うみがたりに「マダコ」の赤ちゃんが誕生し、25日(木)から展示されています。
うみがたりによりますと、去年12月下旬、マダコのタコ壺内に産卵を確認し、これまで見守ってきました。そして25日の朝、水槽の点検時に卵が孵化しているのを飼育員が発見しました。
現在、うみがたりのマダコの展示水槽には、別の小さなアクリル水槽が設けられ、その中で100匹以上の赤ちゃんダコが遊泳しています。体長3ミリほどですが、タコらしく力強く泳いでいます。
うみがたりによりますと、稚ダコの生態はわかっていないことが多く、どんなエサを食べるのかもまだわかっていません。国内の水族館では、稚ダコの飼育に成功した事例がないということです。
うみがたりでマダコの卵が孵化したのは今回で2度目ですが、前回はエサを食べさせることができませんでした。
担当飼育員の田原浩之さんは「マダコの赤ちゃんが水族館で見られるのは、とても珍しいことです。この機会にぜひ、うみがたりにお越しください。また、日本で初めての稚ダコの飼育、そして繁殖に成功できるように調査、研究を重ねていきます」と話しています。
なお、稚ダコの状態によっては展示を取りやめる場合もあります。
【マダコの赤ちゃんが元気に泳ぐ様子を動画でもどうぞ】
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