2021年03月02日 09:50更新
住宅密集地での火災を想定した訓練が2月21日(日)に佐渡市の両津夷で行われました。
佐渡市では、2016年に新潟県糸魚川市で起こった大規模火災や、おととし1月の両津夷の大規模火災を受け、島内44区画を木造建築密集地の指定地域に定め、去年から訓練を実施しています。
今回は密集地の防火訓練のほかに、両津消防署と佐渡市消防団両津方面隊の連携強化も図る目的で、消防署や消防団のほかに、佐渡警察署や両津地区防火委員会、地元住民などおよそ80人が参加しました。
訓練は両津夷の木造建築密集地の建物から出火し延焼拡大の恐れがある状況などを想定し行われました。
地元住民が、両津地区防火委員会が地内に設置した消火器で初期消火を実施、その後119番通報します。
通報を受け消防車両が到着すると、現場確認や放水用のホース、指揮本部などを設置し、急いで消火作業に当たります。
一方、消防団も連携し、逃げ遅れの確認や避難した住民を誘導するなどしていました。
訓練が終わると、住民を対象とした初期消火訓練が行われ、消火器の取扱いなど火災に備えていました。
佐渡市消防本部によりますと、今年1月1日から2月24日現在まで島内では、3件の建物火災が発生していますが、指定木造建築密集地では火災は発生していません。
佐渡テレビジョン
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