2021年02月16日 09:00更新
佐渡市立金井小学校の5年生がこのほど、米・食味分析鑑定コンクールで最優秀の金賞に次ぐ特別優秀賞を受賞しました。
米・食味分析鑑定コンクールは食味を重要視した国内最大のお米のコンクールです。
今回は6部門に5100以上の米の出品があり、うち小学校部門には全国から31校が参加。金井小学校の5年生は最優秀の金賞に次ぐ特別優秀賞を受賞しました。金井小が特別優秀賞を受賞するのは去年に続き2回目です。
今月5日、5年生の児童53人のうち、代表者5人と稲作の指導者らが市長を表敬訪問しました。
金井小学校では、毎年5年生がトキ認証米の取り組みについて理解するため、米づくりの授業を行っています。地域について学ぶことを目的に、総合学習として8アールの学校田で実際に米を作っています。田植えから草刈り、稲刈りのほかにも、生き物調査などを行ってきました。また今年は刈り取った稲わらを活用したいと、わらじ作りにも挑戦し、無駄のない循環型農業について学びました。
児童は体験を通して「初めはどうやるのか分からなかった。田んぼが歩きにくかった」「田んぼには様々な生き物がいることが分かった」など、初めての体験への戸惑いや友達と一緒に作業する楽しさなどを市長に伝えました。
佐渡市の渡辺竜五市長は自身が感じる田んぼの魅力を児童に伝えたほか「トキは私たちが生活するために作る田んぼがないと生きられない動物。英語表記でも”Satoyama”と言われるほど里山保全は世界的に見ても大切なこと。みなさんの取り組みは素晴らしく、大変うれしいです」と感想を伝えました。
児童は「(受賞できて)うれしい」「田植えの植え方、カマの使い方むずかしかった」「(自分たちの作った米は)甘みを感じられた」「ひとりひとりの苦労がひとつのお米になってすごい」など話していました。
児童は自分たちでデザインした米袋に受賞した米を入れ市長に手渡しました。
金井小学校では来年度も5年生が米づくりの授業を行う予定で「トキ認証米の大切さを伝えていきたい」としています。
佐渡テレビジョン
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