2021年02月13日 17:08更新
スキーやスノーボードで雪崩に巻き込まれたら、どう身を守るかを学ぶ親子防災教室が13日、上越市板倉区の地すべり資料館で開かれました。
防災教室には抽選で選ばれた県内の小学生とその保護者8組が参加しました。
この日は雪に埋めたぬいぐるみを探す模擬体験に挑戦しました。
参加者は「ゾンデ棒」という長い棒をもち、「ビーコン」という受信機を頼りにぬいぐるみを探しました。
ぬいぐるみから発信される電波の反応をみながら、おそるおそるゾンデ棒で雪のなかを探り、探しあてました。
このほか、雪崩が起きる仕組みを学ぶ実験も体験しました。斜面に木が生えている場合と生えていない場合で、斜面の下の家にたどり着く雪の量が、どれほど違うかを比べました。
参加した小学生
「雪崩は危険だが、防ぐための装置や雪崩について研究をしている人がたくさんいて感動した。勉強したことを忘れないようにしたい」
保護者
「今年は雪が多かったので、いい機会だと思い参加した。子どもが雪の危険を身近に感じることができてよかった」
教室を主催した「地すべり資料館運営協議会」では、普段から家族で雪崩の起きそうな場所を話し合い、天気予報に注意してほしいと呼びかけています。
妙高砂防事務所の磯部茂さんは「上越地域は積雪が多く、雪崩の危険が身近にある。防災の基本は『家庭』。家庭で雪崩のことを話題にして、親子で危機管理をしてほしい」と話していました。
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