2021年02月23日 04:00更新
JCVの生活情報番組「すまいるone」。2月14日からの放送は「雪むろ酒かすラーメン」。去年から期間限定で提供が始まっている上越の新ご当地ラーメンをピックアップして紹介します。
【はな禅】
高田商業高校近くに店を構える「はな禅」。白を基調とした店内にはカウンターとテーブル席があります。
店主の二ノ宮さんは毎日ラーメンを食べるほどのラーメンが大好き。そんな二ノ宮さんだからこそ、毎日食べられる体にやさしいラーメンを作ろうと研究を重ねています。添加物や科学調味料はできるだけ控え、子どもから年配者まで幅広い年代が楽しめるラーメンを作っています。
店では日替わりの「一期一会」と、定番の「はんなり」が2大人気メニュー。
はんなり(はな禅 醤油) 750円(税込)
「はんなり」は、昔ながらの盛り付けがシンプルな醤油ラーメンで、毎日食べても飽きない味わい。
スープは鶏がらベースで、3種類の煮干しや野菜を多めに使ってコクを出しています。しっかりとしたダシの味が感じられ、上品な醤油の香りも楽しめます。
弾力があり、のど越しがいい麺は、シンプルなスープとの相性もバツグン。全粒粉麺を使っていて、小麦の外側の皮まで麺に練り込んでいます。添加物をなるべく控え、麺もスープも体にやさしい味わいに仕上げています。
上越花子 900円(税込)
はな禅で提供している雪むろ酒かすラーメンは、ずばり“上越”をテーマにして作った「上越花子」です。
サメを食べる上越の文化から影響を受け、上越でとれる魚や幻魚などをメインに、サメの皮からダシを取り、トッピングにもサメ肉を使用しています。さらに、妙高山や桜といった上越の景色をイメージして盛り付けを行っている、まさに上越ならではの一杯です。
魚介ダシをベースに酒かすを加えた塩ラーメンで、使用している酒かすは上越を代表する「雪中梅」です。
雪をイメージした白いスープの中央には、雪化粧した妙高山を思わせる、大根おろしが盛り付けられています。
大根おろしの下には山芋が隠れていて、スープにとかすことで、麺ともよく絡みます。とろっとしたなめらかな口当たりで、ポタージュのようなやさしい味わいが楽しめます。
トッピングのサメ肉にも注目。お刺身でも食べられる新鮮なサメ肉を使っているので、低温でサッと火を通し、酒かすや雪室の塩を使って味付け。淡泊であっさりとしながらも、しっかりとした旨みとふわっとした食感が楽しめます。
さらに、このラーメンはこれが完成形ではなく、季節によって少しずつて変化していきます。
店主の二ノ宮さんは「春になるとスープがピンクになる予定です。そんなちょっとした変化もみなさんに楽しんでほしい」と話しています。
季節によって何度でも楽しめる一杯、ぜひお試しあれ!
雪むろ酒かすラーメンとは?
「雪むろ酒かすラーメン」とは、酒かすを使った上越の新ご当地ラーメンです。東京五輪・パラリンピックにめがけて、新しい上越の名物を作ろうと企画され、誕生しました。
その定義は
①上越産の酒かすを使用すること
②雪室貯蔵した食材を使うこと
③発酵食品や上越の野菜・魚介類をトッピングに使用すること
以上の3つです。
このプロジェクトがきっかけとなり、発足したラーメン店の団体「上越愛麺会」と協力して、現在上越市内18店舗のラーメン店でバラエティ豊かな「雪むろ酒かすラーメン」が提供されています。今回は地域の酒蔵とタッグを組み、お酒好きからも注目を集めています。
はな禅
■場所:上越市中田原105-8
■営業時間:11:00~13:30
■電話:025-522-9255
■定休日:月・火曜日
※JCV生活情報番組「すまいるone」で放送 初回2月14日(日)~
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