2021年02月09日 14:19更新
上越市出身で応用微生物学の世界的権威、坂口謹一郎博士の功績を学ぶ出張授業が9日、上越市立直江津小学校で行われ、児童が実験を通して、微生物の働きや発酵の仕組みを学びました。
授業には直江津小学校の5年生25人が参加しました。講師を務めたのは上越教育大学の光永伸一郎教授です。
光永教授ははじめに麹菌は米などを食べて育つ微生物だと説明したうえで、身近な食品ではみそに使われていることを挙げました。
続いて、麹菌は消化能力が優れていることを示す実験に取組みました。児童は米麹をヨウ素液に垂らして、色が変わることで、液の中のデンプンが消化されたことを確認しました。
児童は「みそに使われる麹菌は同じ原料のなのに、違う香りや味になってすごい」「体が健康になるのでみそをたくさん食べたい」と。
光永教授は「児童には自分の好きな分野から研究に切り込んでほしい。スーパーで目にする食品も坂口博士の功績が大きかったと感じてほしい」と話していました。
この出張授業は10日、南川小学校でも行われる予定です。
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