2021年02月06日 17:07更新
上越市諏訪地区の二貫寺(にかんじ)の森で6日、観察会が行われました。辺り一面が銀世界の中、参加者はウサギやキツネなど動物の足跡などを見つけ、森の魅力に触れました。
観察会は自然豊かな二貫寺の森に親しんでもらおうと、諏訪地区公民館が年に3回行っています。参加したのは地元の小学生と保護者、約20人。講師は「日本野鳥の会」会員で、八千浦中学校の校長、勝俣将明さんが務めました。
周辺には雪が1メートルほど積もっています。参加者は早速、動物の足跡を見つけました。
ウサギの足跡
森では植物400種以上、昆虫200種以上、鳥類70種以上を見ることができます。森に到着すると、参加者は木に観察用の巣箱を取り付けました。春になると野鳥のシジュウカラやヤマガラが巣を作るためです。木は鳥のヒナがヘビに食べられないよう、枝やツルのないものを選びます。
さらに森の奥へ進むとこんなものも。
ウサギのフン
ササの葉や木の根を食べるため、においはないといいます
フクロウの羽。音を立てずに獲物に近づくことができます。そのため羽は柔らかいのが特徴
参加した児童は「足跡を見られるのは冬だけ。初めて見ました」「自然の中に溶け込めて、素敵なところです」と話していました。また保護者は「動物が森を通っているのが印象的でした」と話し、冬でも生き物たちが活動していることを実感していました。参加者は5月に巣箱を観察することにしています。
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