2021年02月03日 17:14更新
佐渡市両津地区の市立内海府小学校で毎年恒例となっている太鼓演奏集団「鼓童」による太鼓の指導会が1月28日に行われました。児童たちは太鼓の響きや、全員で音を奏でる楽しさを感じていました。
鼓童による太鼓の指導会は、5年前から内海府小学校で年に1、2回行われています。内海府小では、児童減少により、伝統として行っていた鼓笛の演奏が難しくなってきたため、低学年の児童でも手軽に取り組める太鼓を取り入れてきました。
この日参加したのは、全校児童7人のうち6人と教員です。指導にあたったのは「内海府小学校太鼓」の作曲を手掛けた鼓童の山口 幹文さんです。山口さんは太鼓を叩くときの姿勢や、太鼓との距離の取り方、音の強弱のつけ方などを実際に披露しながら、児童たちにわかりやすくアドバイスしていました。
山口さんは「相手の音を聞いて、会話をしているように」など、周りの人のたたくリズムを聞く事の大切さを児童に何度も伝えていました。
児童は山口さんのアドバイスを受け、自ら作詞したフレーズを口にしながら、息をそろえて太鼓を叩いていました。
最後に山口さんは「音楽は生き物なので毎回変わっていく。譜面通りではない。みんなで作り上げていくものだ」と話し、授業を締めくくりました。
児童は「楽しかった」と笑顔で話し、太鼓を共に響き合わせることや、全員で音を作っていく演奏の楽しさを感じていました。
山口さんは「1年前に来た時よりもボリュームが違って、太鼓のいい音がでるようになっている。子どもの太鼓は正直で、いつも自分の方が元気づけられている」と話していました。
佐渡テレビジョン
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