2021年02月01日 14:10更新
新潟県と気象庁は新潟焼山の噴火警戒レベルを改め、1日から運用を始めました。新しい警戒レベルでは、5年前にレベル1とされた小規模噴火がレベル2になります。
噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて、警戒が必要な範囲と住民の防災対応を5段階に分けています。たとえばレベル3になると、入山が規制され、5では麓の住民に避難を求めます。また、レベルごとに警戒が必要な範囲が設けられています。
今回の改定ではレベル2の内容が変わっていて、これまで警戒が必要な範囲を「山頂から概ね半径2キロ」としていましたが、これを2段階に分けました。
新たに加わったのは「山頂から概ね1キロ(想定火口域)」です。この背景には2016年4、5、7月と小規模な水蒸気噴火があり降灰が確認された際、警戒レベルは1とされたものの、山頂から半径1キロ以内の立ち入りを規制にした経緯があります。
今回の改定は、そのときの対応を踏まえて基準を見直したことになります。また同じ2でも、さらに噴気活動が活発になったり、火山性地震が増えた場合は、規制区域が半径2キロに拡大されます。1日現在のレベルは1になっています。
なお、焼山への登山はできますが、山頂から半径2キロ以内に入る場合は、事前に登山届の提出が義務付けられています。また、しばらく立ち入りが規制されていたため、登山道の一部は荒れているということで注意が必要です。火打山から焼山への登山道は通行止めです。詳しくは県のホームページをご覧ください。
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