2021年01月26日 17:44更新
上越市内の歩道では26日(火)現在も除雪がおこなわれていない地域があります。市では、あす27日(水)中には、通学路となる歩道の全てで除雪を完了させたいとしています。
市によりますと、市道の通学路の歩道除雪の進捗はきょう午前0時現在、合併前上越市が74%、頸城区が94%です。それ以外の地区では25日までにすべて完了しています。
きょうの午前10時過ぎ、山麓線の春日山町3丁目では新井方面に向かう歩道の除雪と、道幅の拡幅除雪が行われていました。
ここは、春日小学校と春日中学校の通学路です。歩道には路線バスと同じくらいの高さまで雪が高く積み上げられています。
業者は「例年より雪が多いのでなかなか進まない。事故がないよう安全を確保しながら進めたい」と話しています。作業にあたっていた業者によりますと、26日の午前中で進んだ距離はおよそ500メートルです。
近所の住民は「こんな量は初めて。2日前に片側の歩道が除雪された。それまでは(子どもたち)車道を歩いていた。きょう除雪車が来てうれしい。安心した」と話していました。
今年の大雪は作業にあたる除雪業者も頭をかかえています。除雪された道路の雪が、例年以上に高く歩道に積み上げられたため、歩道用のロータリー車を動かすだけでは対応できないということです。
県建設業協会上越支部の清水惠一 支部長は「雪壁が高すぎると歩道に除雪車は入れない。まず、雪山の頭を全部排雪しないといけない。この歩道をつくる作業が手間で時間がかかった」と話していました。
市ではいち早く作業を進めるため、路上駐車や自宅の敷地内の雪を道路に出さないよう呼びかけています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.