2020年11月10日 20:48更新
車イスバスケのクラブチームでプレイする妙高市の長﨑和志さんが10日、母校の妙高市立妙高高原中学校で講演した。
講演会は、地元出身で何かに打ち込んでいる人を招いて、夢や生き方について話してもらおうと、毎年PTAが開いている。
今回、講師を務めた長﨑和志さんは、妙高高原中学校のOB。長﨑さんは、24歳の時に、スノーボードの事故で脊椎を損傷し、車イス生活を余儀なくされた。
絶望するなかで、救いになったものは何だったかについて長﨑さんは、「家族友達が励まし元気づけ寄り添ってくれたおかげで、一歩前に踏み出す勇気が持てた。家族友達の大切さを感じた」と語った。
長﨑さんはその後、就職、家庭を持つなか、障がい者スポーツに挑戦。現在は、長野市の車イスバスケのクラブチームでプレイしている。
長﨑さんは、「つらくても最後までやり通すことで自信が生まれ、夢をかなえる次の一歩につながる」と訴えた。
講演を聞いた生徒は「つらい経験をしたのに夢をもってがんばっている。見習いたい。これから高校受験。それぞれの道を決断する時。仲間と支え合いながら頑張りたい」と班咲いていた。
長﨑さんは中学生に対し「どんなつらい時でも笑顔で前向きにがんばって」とエールをお送っていた。
講演の合間には車イスバスケの体験も行われました。長﨑さんは障がい者と健常者が交流する機会がもっと増えてほしいと話していた。
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