2020年11月10日 06:46更新
昔ながらの里山の暮らしを学ぼうと、上越市立大手町小学校の児童が9日、中ノ俣地区で茅葺屋根を作る作業を体験した。
中ノ俣地区を訪ねたのは5年生28人。茅を葺く建物は、棚田の景色を楽しむ休憩所になる小屋。
児童は茅葺の職人などから指導を受けながら「かやもみ」という作業を手伝った。約2mの茅を回しながら揉んで折っていき、1m10cmに短くする。
長さを揃えたあとは束ね、それを職人がヒモで小屋に括り付けていく。
児童たちは「中ノ俣地区の暮らしの苦労や知恵がわかった」「みんなで作った小屋だから、完成したら見て楽しみたい」などと話していた。
小屋は今月中に完成する予定。体験授業を企画した上越市地球環境学校の神崎淑さんは「昔ながらの職人の技を体験し、その凄さと集落の暮らしを感じてほしい」と話していた。
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