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大潟水と森公園 ”自生のカキツバタ”移植作業進む

2020年11月04日 17:57更新

敷地内に自生している貴重なカキツバタを陽当たりの良い場所に移植する作業が4日、上越市大潟区の「新潟県立大潟水と森公園」で行われた。

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県立水と森公園には県の絶滅危惧種に指定されているカキツバタが2,000株以上自生している。しかし、公園の開設から19年が経ち、周りにあるハンノキやアシが成長したため、日陰になるなどして花が咲かず、環境の悪化が目立つようになった。そのため、2年前からカキツバタを陽当たりの良い湿地に移植している。

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今回は、新たにおよそ200株を移植することになり、公園の職員やサポーター、建設業者など10人が作業にあたった。あいにく4日は、前日からの雨で湿地の水かさが上がったため、ポンプで排水しながら湿地を泥で埋め、その後にカキツバタを田植えのように一株一株植えた。

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公園事務所によると昨年、花を咲かせたカキツバタは141株ほど。それが、今年は10倍以上の1,677株が確認された。事務所では、移植の成果が出ているとみている。

大潟水と森公園事務所の松浦正憲所長は「来年どれくらい咲くか本当に楽しみ。どんどん結果がついてくるのでは。かつての里山の雰囲気を味わってほしい」と話した。

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この他、水辺植物のミソハギ150株ほどもハートの形に移植された。カキツバタの花の見ごろは5月中旬。その後、8月から10月までピンク色のミソハギを楽しむことができる。

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