2020年10月28日 14:11更新
まずは先生がスキルアップ!
小中学生が1人1 台ずつのタブレット端末を使って学習する「GIGAスクール構想」を実現するには、教員がICTを使いこなせなければならないとして、上越市の有志教員による推進チーム「Gpro」が発足した。
メンバーは、市教育委員会が今年8月から参加を募った結果、27日時点で小学校の教員102人、中学校の教員13人の合わせて115人。
市の学校教育課 罍和弘さんは「Gproが目指す先は子どもたちの情報活用能力を育むこと。先生も新たな環境に対してできることに取り組む気持ちが大切だと思い、今回の発足に至った」と話していた。
「Gpro」は、教員がクラウド型学習ツール「G Suite for Education」をどのように教育活動で活用するか、そのスキルアップに取り組む。さらに「グーグル・クラスルーム」というツールを使って、教室だけでなくステイホームでも教員と児童生徒がコミュニケーションをとれるよう、その普及促進に取り組むということ。
27日は発足式が行われ、メンバーなど48人が出席した。
GIGAスクール構想が始まるのは来年4月。これからの半年間で共通の課題は何かをあぶりだし、参加する教員を増やしながらスキルアップを目指す。罍さんは「教員にはGproを通してノウハウを蓄積して、各学校に広げてほしい。日々の授業を改善しながら、ICTの活用を市全体で進めていきたい」と話していた。
「Gpro」では、今後「上越GIGAスクール・マスター認定制度」を設け、ICTに強い教員を増やしたい考え。また教育委員会では、チームへの幅広い参加を呼び掛けるため、発足式の様子を教員に限定配信することにしている。
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