2020年10月20日 18:50更新

清き1票を実感しました！

選挙の仕組みや大切さを児童に理解してもらおうと、模擬選挙の体験学習が20日、上越市立北諏訪小学校で行われた。

これは選挙の大切さを学んでもらおうと県選挙管理委員会が各地で開いている。6年生11人は選挙の仕組みについて学んだあと、模擬選挙に挑戦した。具体的には、「北諏訪市長選挙」を想定して、「とっぴー」「めいすいくん」「けんしんくん」の3人のゆるキャラが立候補。それぞれの公約は、経済、福祉、教育に分かれていて、子どもたちは候補の選挙チラシと応援演説を基に投票した。

投票は本物の道具を使って行なわれ、児童には初体験となった。候補者に投票した理由を尋ねると「安全安心を推しているけんしんくんに入れた。いまコロナも流行っていて、病院が沢山あっても困ることはない。いっぱい看てもらいたい」「今は少子高齢化の時代なので、みな長生きしたいはず。けんしんくんに入れました」と自分たちのまわりの問題と向き合って候補者を選んでいた。結果も、アクシデントで無効票が1票出たものの、けんしんくんが11人中6票を取って当選した。6年生の女子は「もっと難しいものと思ったけど、簡単だった。18歳になったらまたやってみたい」と選挙権取得に期待を膨らませていた。

このあと児童は、若者の投票率が低いとその意見が政治に反映されず、若者の政治離れが進む悪循環に陥ることを学んだ。最後に県が、6年後児童が有権者になったとき選挙に参加するよう呼びかけていた。