2020年10月12日 17:07更新
キノコ狩りのシーズンを前に上越市で12日、毒キノコを見分ける講習会が開かれた。
講習会は、上越食品衛生協会と上越保健所が開いた。キノコ採りの初心者からベテランまで約60人が参加した。
参加者ははじめに里山の林に入り、倒れた木や幹の周りに生えているキノコを収穫。続いて種類や食用かどうかなどを確かめた。鑑定に当たったのは日本菌学会会員の滝沢博さん。
滝沢さんが特に注意を呼び掛けたのが、毒キノコ、ツキヨタケ。過去30年以上に渡って、県内で起きた毒キノコ食中毒の半分以上がこのツキヨタケが原因だ。
滝沢さんは「特徴は、半分に割ると黒いシミがある。これがあればみんなツキヨタケ。ヒラタケやムキタケには柄に帯、突起がないが、ツキヨタケは全てにある。わからないキノコは食べない。もしくは詳しい人に聞くように」と注意を呼び掛けていた。
上越保健所によると11日現在、県内で毒キノコ食中毒は報告されていないが、充分注意してほしいと呼びかけている。
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