2020年10月03日 07:35更新
自然保護について学んでいる妙高市立妙高高原南小学校の児童が2日、いもり池で外来種スイレンの駆除に取組んだ。
スイレンの駆除をしたのは妙高高原南小学校の4年生8人。8人は1学期から「妙高高原の自然」をテーマに学んでいる。現在、いもり池は外来種であるスイレンが生い茂って、在来種の生育を圧迫したり、池に映る「逆さ妙高」が見えにくくなっている。
児童はいもり池の環境保全に取り組んでいる地元住民やボランティアなど20人に加わり、スイレンを刈り取った。地元の小学生がボートに乗っていもり池で作業するのは、これが初めてということ。4年生は「駆除するのは大変で時間がかかると思った」「在来種が増えて逆さ妙高が見える池になってほしい」と話していた。また、池の平温泉区協議会の吉越明区長は「児童には、小さいときから自分たちの住む地域の自然環境に興味を持って体験することで、自然保護の意識が育つことに期待している」と話す。
スイレンは繁殖力が強く、駆除作業は毎年春と秋の2回行われている。今年春には繁殖を防ぐ防草シートを600㎡にわたり池の底に設置した。吉越区長は「防草シートを敷いたところはスイレンが生えていないので、今後、根絶に繋がると思う。一朝一夕にはなくならないのできれいになるまで取り組んでいきたい」と話した。
このあと、児童はこれまで学んだことを劇にして、今月中旬発表するということ。
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