2020年09月10日 17:48更新
地域の里神楽を学んでいる上越市立谷浜小学校の児童が8日、西横山地区にある白山神社の秋まつりを見学し本物の演舞にふれた。舞台では地元の宮司3人が獅子舞や海幸など6つの演目を披露し、秋の豊作を祝った。
例年、桑取地区では集落ごとの秋まつりで里神楽が披露されるが、今年はコロナ禍ですべて中止。そうしたなか、白山神社では児童に本物を見せたいと地域で唯一、秋祭りを執り行った。谷浜小学校では、約5年前から上級生が地域に伝わる里神楽を学んでいる。今年は5・6年生18人が11月から舞の指導をうけ3学期に発表する。
児童たちは「獅子舞の迫力がありおもしろい」「舞をやって辛いことや、やったあとの楽しさを知りたい」「自分がやりたいのは獅子舞。迫力がすごいから自分もやりたいと思った」などと演舞にふれた感想を話した。
5・6年生担任の森田 孝子教諭は「里神楽を通じて素敵な場所なんだと感じてほしいし、外へ行っても帰ってきたいなと思う子になってほしい」と話した。
岩片克己 宮司は「(最近は)私も、僕もやりたいという子どもたちが多くなり、非常に大きな手ごたえ。伝統を学ぶなかに、今自分がいるんだ、次の代のために自分もやっていこうと、子どもたちが気付いてくれたらうれしい」と期待を寄せた。
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