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直江津小6年生 人権や差別問題について学ぶ

2020年09月02日 12:08更新

平安時代など、日本の古い歴史を通じて人権や差別を考える授業が上越市立直江津小学校で行われた。

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授業は上越市教育委員会が企画した。講師は社会教育指導員の村山学さんが務めた。村山さんは6年生26人を前に、差別がいじめを引き起こすきっかけになることを、平安時代の事例などを交えながら説明した。その中で「ケガレ」と呼ばれる災害などによる疫病や死を遠ざけたい考え方が差別を生んだとして、今の社会に置き換えると新型コロナウイルスがひとつの例にあたり「病気にかかった人は悪くない。悪いのはウイルス。病気にかかったとき、周りがどうするかが大事」だと話した。

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続いて村山さんは室町時代の庭師、又四郎を紹介した。腕の立つ又四郎は自由自在に庭を作り変えることができたことから、逆に人々に恐れられ、それで差別されたということ。村山さんは大多数の意見が差別を生む可能性があると指摘した。

6年生は「今も昔も少数の人の気持ちを受け入れられる人が少ないと思った」「差別している人がいたら注意したり、差別されている人と差別している人を仲良くさせたい」などと話していた。村山さんは「意見に違いが出ることを共有しながら、大切なものの見方を考えられる子どもになってほしい」と話した。

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6年生はこのあと授業の感想をまとめて、提出したということ。

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