2020年08月21日 19:14更新
シールド越しの就活!
来年の春卒業予定で上越地域で就職を希望する大学生などを対象にした企業説明会が21日にデュオ・セレッソで開かれた。
この説明会は毎年求人が公開される前の3月に開かれていが、ことしはコロナ禍を受けて5か月遅れの開催となった。会場では感染予防として参加者全員にフェイスシールドが配られた。
参加者は来年の春卒業予定の大学生や専門学校の生徒など82人。専門学校生の男性は「建築関係に就きたいと思っている。コロナの影響でこれまで就職説明会を受けることができなかったので、ここで沢山の企業を聞いてまわりたい」大学生の女性は「先輩から聞いた就活状況とことしは全く違う。コロナ禍で就活がいつ終わるのかが不安」と話していた。
採用側では上越市を中心とする事業所57社と市役所など官公庁の4団体がブースを並べた。事業所のうちわけは、建設業16社、製造業13社、福祉や飲食をふくめたサービス業が17社となった。採用担当側に尋ねると飲食業からは「飲食店に対して不安感を持つ人も多いと思う。大変だが楽しい部分ややりがいもある職種なので、その中に飛び込んでみたい学生がいたら全力でフォローしたい」製造業からは「学生に会って説明する場がなかったのは企業・学生共につらかったが、食品製造業ではどこも人材が欲しい。新しい人を入れてよい会社にしていきたい」と話している。
ハローワーク上越の清水慎太郎就職促進指導官は「8月でも60ブース超える参加で各企業の採用意識は高いと思う。企業によっては人手不足の方が強いところがあり、人を採りたい気持ちの強さで採用人数も変わるのでは。可能な範囲で積極的に採用して、地元就職に協力してもらいたい」と話している。 学生たちは今後、面接や入社試験を受け、企業からの採用内定は10月以降となる。
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