2017年05月17日 15:04更新
施設の老朽化に伴う上越地域医療センター病院の改築に向けて、上越市は今年11月に建設予定地を選定する考えを明らかにした。
これは16日に開かれた上越市議会厚生常任委員会で明らかになった。市は今年度、医療センター病院の改築に向け、規模や時期、建設予定地の選定など必要な検討を進めていく「基本構想策定検討委員会」の初会合を7月に実施する。
委員会は年に4回会議を開き、11月に建設予定地を選定。来年1月に基本構想案をまとめる。
医療センター病院には、築40年以上たつ旧国立病院時代の建物の一部が含まれていて、老朽化が著しい他、最新医療機器の導入や利用者の利便性の面から改築が必要とされていた。
市が昨年度設けた医師会や病院関係者などでつくる「改築に向けた在り方検討委員会」では、施設の規模や医療分野について今後の方向性を示したものの、関心の高い建設場所についてはまだ具体的に定めていない。
これに対し、今年3月には現在の病院がある南高田町をはじめとする近隣の15町内会が、地域に根差した病院であり、周辺住民の利便性などから現在の場所に改築するよう、要望書を市に提出した経緯がある。
一方、基本構想策定検討委員会では現在、指定管理制度で経営をしている病院の経営形態も見直す。きのうの委員会では改築をきっかけに、地方公営企業や地方独立行政法人、民間譲渡などこれまでと異なる経営形態に変える可能性があることが報告された。
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