2017年05月16日 17:11更新
災害発生時に通常の避難所とは別に、特別な支援が必要な人のために福祉避難所が今年度から設置される。これに伴い上越市でも対応の確認が進められている。
福祉避難所は災害の時に、特別な支援が必要な高齢者や障がいがある人などを受け入れるための避難所。
16日に開かれた上越市議会厚生常任委員会での報告によると、上越市の福祉避難所は97施設あり、1,085人の受け入れが可能だということ。福祉避難所に避難する対象は868人で、その内本人が405人、避難所での介助にあたる人が463人となっている。
しかし、405人のうち自宅から避難所までの移動を支援する人が決まっていないという人が134人いる。市では、全員が円滑に避難できるよう、町内会長など地域住民と情報を共有し対応を早急に検討することにしている。
今年9月に行われる市と県合同の総合防災訓練では、実際に福祉避難所を開設して避難する訓練が初めて行われる。福祉避難所が指定されてからはじめての取組みとなり、市の担当者は訓練後に改めて検証したいと話している。
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