2020年07月18日 06:00更新
新型コロナ禍のため直江津祇園祭が中止になるなか、上越市立直江津小学校の6年生が17日、祇園ばやしを練習した。
練習したのは、直江津小学校の6年生26人。学校では毎年6年生が直江津祇園祭のお囃子を練習し、文化祭などで発表してきた。今年も直江津祇園祭協賛会のメンバーから手ほどきを受け、稽古に励んできた。
曲は、屋台が進むときの「流し」と屋台が止まっているときの「泊り」。
直江津小学校では、校区にあるすべての町内会が祇園祭に参加、6年生も、幼いころから祭りに関わってきた。それだけにおぼえも早く指導者が驚くほどの上達という。
そうしたなか、今年は残念なことがある。新型コロナ禍のため祇園祭は中止、6年生の発表の場も計画が立てられない状態になってしまった。
そこで今年は、演奏の様子を撮影してショッピングセンターエルマールで上映することになった。17日の練習最終日、担任の岩﨑美紀教諭がビデオをまわして収録していた。
週録を終えた児童からは「楽しくできた。少ない時間だったが、たくさん教えてくれたので上手にできた。」「祇園祭はないが、地域の皆さんに盛り上がってほしい。」との声が聞かれた。
協賛会の勝島寅一郎会長は「今年祭りができず断腸の思いだが、練習してマスターしてくれてうれしい。祇園ばやしを忘れずに引き継いでいってほしい。来年以降楽しみ。」と話していた。
撮影された映像は、エルマールで25日から始まる祇園祭をテーマにしたイラスト展の会場で上映される。
なお、直江津小ではコロナが収まればあらためて児童の発表の場を設けたいとしている。
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